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【主張】水の事故に注意 危険な場所、行為避け安全確保を
ロシア・カムチャツカ半島沖で30日午前に発生した地震に伴い、日本でも太平洋側を中心に各地で津波が観測された。気象庁によれば、地震発生から少なくとも1日程度以上は津波の高い状態が継続する見込みとされ、警報などが解除されるまでは該当地域の沿岸部や川沿いには決して近づかないことが大切だ。
暑い日が続く夏場は海や川に出掛ける機会が多く、水の事故が起こりやすい。水辺は命に関わるリスクがあることを忘れず、最大の注意を払いたい。
水の事故は近年、増加傾向にある。警察庁が先月公表したまとめによると、昨年1年間の水難事故は1535件、水難者は1753人に上り、ともに過去10年間で最多だった。死者・行方不明者は全体の半数近い816人で、発生場所は海と川で8割を占めた。
事故を避けるには、海や川の特徴を理解し、危険な場所や行為などを事前に把握しておくことが重要だ。
警察庁は魚釣りなどでは転落の恐れがある場所を避け、遊泳や水遊びでは藻が繁茂していたり、水温の変化や水流が激しい場所に近づかないよう注意喚起している。また、飲酒後や体調不良時に海や川に入ることは危険行為に当たり禁物だ。
子どもの事故にも注意が欠かせない。昨年7、8月の水難者の約2割は中学生以下で、川で死亡・行方不明となるケースが目立った。一緒にいる保護者や友人同士で互いに目を離さないよう気を付けたい。
水の事故から命を守る備えで有用なのは、ライフジャケット(救命胴衣)の着用だ。政府は特に川遊びでは川の水深にかかわらず着用を呼び掛けている。
一方、悪天候など安全を脅かす状況があれば、計画を変更・中止する決断も必要だ。川の上流で雨が降れば、下流で晴れていても増水したり、流れが速くなる恐れがある。波が高く荒れた海は非常に危ない。津波の危険がある場所なら、高台への避難経路を確認しておく必要もあろう。楽しいレジャーは危険に備えてこそだと強く意識したい。









