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コラム「北斗七星」
次世代半導体の量産へ第一歩。北海道千歳市に製造拠点を構える「ラピダス」はこのほど、回路線幅2ナノメートル(ナノは10億分の1)級の半導体に欠かせない最新構造のトランジスタの試作に日本で初めて成功した◆人工知能(AI)などの中核を担う次世代半導体。線幅が微細なほど、性能向上や省電力につながる。その国産化をめざす同社は2022年8月に発足。今年4月の第1工場稼働から3カ月余りで一つ目の大きなハードルを越えた。27年度後半に量産開始の予定◆最先端技術を巡る国際的な開発競争は激しい。台湾や米国の大手メーカーは、さらに1.6ナノ級、1.4ナノ級を視野に。対する同社は、今は分業が主流の開発・設計から製造までを一貫して行い、顧客のニーズに合った製品を、より短い納期で届けることに勝機を見いだす◆千歳市や周辺自治体には、関連企業の進出も相次ぐ。先端産業や研究機関の集積をめざす「北海道バレー構想」の実現へ機運も高まっている◆公明党の斉藤鉄夫代表は、「経済をけん引するのは日本にしかない独自の技術。そのために科学技術政策への予算や投資の倍増を」と強調する。半導体王国“復活”に向けた取り組みを官民挙げて後押ししたい。(武)









