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2025年7月21日

子どもの転落事故を巡る報告書内容は?

■多くのケースで窓付近やベランダに「足掛かり」が。家具・室外機の配置を工夫したり補助錠などで防止を。

コメ助 子どもが住宅の窓やベランダから転落する事故について報告書がまとめられたの?

A 消費者安全調査委員会(消費者事故調)が6月に公表した報告書のことだね。昨年までの32年間で確認された、6歳未満の子どもの転落死亡事故134件の発生状況を検証したんだ。報告書によると、134件の内訳は窓からが42件でベランダからが92件。窓からの転落は1歳が最も多く、ベランダからでは3歳が最多だった。

Q 検証で分かったことは?

A 事故の7割超(99件)で、窓付近やベランダに「足掛かり」となるものがあった。窓付近にはベッドやソファ、机、たんすなどが、ベランダにはエアコンの室外機のほか、椅子やプランターなどが確認された。子どもが自ら椅子などを運んで事故に至ったと考えられるケースもあった。

また、事故の約半数(65件)は保護者が在宅中に発生していた。

Q 窓の鍵をかけていれば事故は起こらなさそうだけど。

A 窓が開いていたり、施錠されていなかったのは43件。91件で施錠していた鍵を子どもが開けた可能性があった。ベランダに出入りする掃き出し窓の鍵の標準的な位置は高さ80センチで、1歳近くになると手が届くようになる。

さらに報告書は、子どもは危険を理解する判断力が欠如している上、「限界を試す」という行動特性があると指摘しており、事故が起きにくい環境を整えることが大切なんだ。

Q 家庭ではどのような対策ができるの?

A 家具の配置を工夫し、室外機をベランダの手すりから60センチ以上離すことや、補助錠を子どもの手が届かない高さ(床上150センチ程度以上)に取り付けるといったことが挙げられる。

ただ、補助錠に関しては名古屋市が昨年、6歳未満の子どもがいる世帯に無料配布したところ「窓の開閉が不便」「窓の形状に合わなかった」などの理由で34%の家庭で使われなかった。そこで報告書では、新たな製品を研究・開発する必要性を指摘しているよ。

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