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2019年11月8日

コラム「北斗七星」

「ローマ字」という名は、ローマ帝国時代に使われていた文字ということに由来する。ラテン文字とも呼ばれ、英語、フランス語など多くの言語を書き表す文字として広まった。日本には16世紀に伝えられたという◆日本人がローマ字で自分の名前を表す場合、「名―姓」の順で書くことが多いが、政府は来年1月から、公文書などでは「姓―名」の順で表記することを決めた。そもそも名―姓の順に書くようになったのは、明治時代に、欧米人の名前の形に合わせたことによるらしい◆しかし、「文化の多様性を尊重するなら、日本の伝統に則した表記にすべき」との考えから見直すこととなった。来年の東京五輪・パラリンピックを機会に、この表記を定着させたいとの狙いもある◆実は第2次大戦後、GHQの内部では日本語をすべてローマ字化する動きがあったらしい。この計画は日の目を見ることがなかったが、もし実現していれば、日本の文化が大きく変貌していただろう◆一方、戦前の日本統治時代、朝鮮半島では、それまでなかった家族ごとの「氏」を持つことが定められ、日本人と同じような名への改名も進んだ。それを好んで受け入れる人は決して多くはなかったはずだ。多文化時代に相互理解を深めるためには、他者の思いを知ることが欠かせない。(千)

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