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ボイス・アクション 政策を次々に実現
公明党青年委員会(委員長=矢倉克夫参院議員)が2016、19年に実施した政策アンケート「VOICE ACTION(ボイス・アクション=VA)」で掲げた政策が前進しています。その主な内容を「何でも調査班」が調べました。
ボイス・アクションで掲げた政策
・幼保無償化が大前進
・軽減税率の円滑実施
・最低賃金大幅アップ
・非正規の待遇改善へ
・Wi―Fi整備進む
支局長 今回は、党青年委員会が全国で展開したVAの成果を確認しておきたい。
一平 16年と19年に、若者の声を政治に届けることを目的に街頭やインターネット上で、提示した政策の中から実現してほしいものを選んだんだよね。
京子 16年5月には、集まった1000万人以上の声を安倍晋三首相に届けたわ。その声が追い風となって、掲げた政策が着実に進んでいるの。
支局長 具体的に見ていこう。
京子 10月から幼児教育・保育の無償化がスタートしたわね。3~5歳児(就学前3年間)の全世帯と0~2歳児の住民税非課税世帯を対象に、幼稚園や認可保育所、認定こども園などの保育料が無料になったわ。
一平 公明党の訴えで、認可外保育施設(ベビーシッターなど含む)や幼稚園の預かり保育も、補助額に上限を設けて無償化されたね。
支局長 無償化は、10月からの消費税の増収分を活用しているんだ。消費税率の引き上げに当たっては、負担軽減策として軽減税率を導入。円滑な実施に向け、プレミアム付き商品券の発行やキャッシュレス決済時のポイント還元制度なども実施している。その効果で大きな駆け込み需要もなく、反動減も小さいと見込まれている。また、住宅ローン減税期間の延長などの対策も取られている。
一平 最低賃金も着実に上昇しているね。
京子 16年のVA実施当時、時給798円(全国加重平均)だったのが先月には901円(同)になったわ。さらに、アップをめざして取り組んでいくからね。
一平 雇用に関しては、働き方・休み方改革を求める声も多かったね。
支局長 18年に成立した働き方改革関連法では、同一労働同一賃金の実現へ正社員と非正規労働者の不合理な待遇差の禁止が明記された。大企業は20年4月、中小企業は21年4月から施行となり、非正規労働者の待遇改善が期待される。また、同関連法では時間外労働の上限規制も罰則付きで創設された。
京子 無料Wi―Fiの設置も進んでいるわ。国は避難所(学校)など3万カ所の防災拠点で無料Wi―Fiの設置を推進していて、今年度中の完了をめざしているの。無料Wi―Fiが使える新幹線も増えているわ。
一平 関心が高い携帯電話料金に関しては。
京子 今年5月に成立した改正電気通信事業法が先月から施行され、「2年縛り」などの中途解約による違約金の上限が1000円になったわよね。乗り換えしやすくなったし、大手3社も新たな料金プランを打ち出しているわ。
支局長 このほかにも、前進しているのが、所得など一定の条件を満たす新婚世帯に対し、引っ越し費用や家賃を補助する結婚新生活支援事業だ。実施する自治体が増えている。男性の不妊治療への助成なども進んでいる。
一平 若者の声が、政治を着実に動かしているんですね!