ニュース
タクシー事業の維持へ
党懇話会が官房長官に 運賃改定など要請
菅官房長官(右から2人目)に要請する党懇話会の富田会長(左隣)ら=5日 首相官邸
公明党ハイヤー・タクシー振興議員懇話会(会長=富田茂之衆院議員)は5日、首相官邸で菅義偉官房長官に対し、地域交通の担い手であるタクシー事業を維持するための運賃改定を要請した。菅官房長官は、「経済の状況を見ながら取り組みたい」と答えた。
富田会長は、経営基盤の弱いタクシー事業者が収益を確保できずに廃業の危機に直面している現状を踏まえ、「地域交通の維持が脅かされる事態も懸念されている。支援を早く講じるべきだ」と語った。また、ドライバーの働き方改革や、乗車前に運賃を確定できる制度の導入・普及などを推進するよう求めた。