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再発防ぐ改良復旧に総力
赤羽国交相 台風禍の河川、道路視察
鉄道代替バス支援へ
長野県
千曲川の護岸復旧工事を視察する赤羽国交相(手前中央)、太田(昌)氏(左隣)ら=4日 長野・佐久市
赤羽一嘉国土交通相(公明党)は4日、台風19号に伴う大雨で千曲川などの河川が氾濫して甚大な浸水被害が発生した長野県内を視察し、県庁で阿部守一知事ら被災自治体首長と意見交換した。公明党長野県本部の太田昌孝代表(衆院議員)、県議らが同行した。
まず一行は、佐久市で千曲川の護岸崩壊現場を訪れ、県に代わって国が行っている応急復旧工事の進捗状況を確認。国交省北陸地方整備局の担当者から、今月中旬までに本復旧に向けた準備工事が完了すると説明を受けた。同席した柳田清二市長は「素早い対応に感謝している」と述べ、引き続きの支援を要請。赤羽国交相は「住民の安心確保へ、可及的速やかに取り組んでいきたい」と応じた。
このほか、東御市では千曲川の増水で土台が損傷して崩落した市道・海野宿橋を視察。この橋の下を通るしなの鉄道が運休していることで、観光だけでなく通勤・通学などに多大な影響を及ぼしている状況を聞いた。上田市でも千曲川に架かる上田電鉄の鉄道橋梁が崩落した現場を確認。これらに対し赤羽国交相は、「鉄道は住民生活の大切な足であり、早期復旧に取り組む」と述べ、「現在行われている代替バスにかかる費用に対して補助を行いたい」との考えを表明した。
さらに、長野市では千曲川の堤防決壊現場で、10月30日に完成したばかりの仮堤防を確認。工事担当者から、決壊箇所に土砂を積んだ仮堤防に加え、その周囲に鉄板を打ち込んだ補強工事も完了したことから周辺地域の避難指示も解除されたことを説明された。また、堤防決壊による濁流が押し寄せた北陸新幹線の長野新幹線車両センターで、水没した車両や変電所などの施設も見て回った。
阿部知事(左から3人目)から緊急要請を受け取る赤羽国交相=同 県庁
県庁での阿部知事との意見交換で赤羽国交相は、台風19号により国直轄の7河川で12カ所の決壊が発生したことに言及し、「復旧に向けて総力を挙げるとともに、再発防止への改良復旧をしていかなければならない」と強調。阿部知事からの緊急要請を踏まえ、なりわいの復興や住宅支援などの生活再建にも取り組んでいく考えを語った。









