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コラム「北斗七星」
“食欲の秋”。旬の食材はどれもおいしそうである。“実りの秋”に感謝したい。しかし、体重計は正直だ。食が進み、カロリーを余計に摂取した分、運動で消費することを常に心掛けなければならない◆毎日の食生活は、健康に決定的な影響を与える。平均寿命とともに、自立して生活できる健康寿命をいかに延ばすかが国の重要課題。そこで「食育」が大切なキーワードになる◆生活習慣病の予防や改善のため、取るべき食材に「野菜」がある。厚生労働省が提唱する健康づくりの指標「健康日本21」で、目標値として定められた野菜摂取量は1日当たり350グラム以上。これに対し、実際の摂取量は同288.2グラム。足りていない◆一方、農林水産省の「食育に関する意識調査」(昨年10月)では、「野菜をたくさん食べるようにすること」を実践していると答えた人の割合が約8割に上る。ごはんなどの「主食」、肉や魚の「主菜」に加え、「副菜」に当たる野菜を組み合わせたバランスが意識されていることが分かる◆こんな議論ができるのも、新鮮で安全な野菜の安定供給が大前提である。今秋、台風や記録的大雨が相次ぎ、広範囲で農業被害を受けた千葉県は、野菜産出額が全国3位。ネギ、ダイコン、落花生、ニンジンなどは全国1位だ。あと数十グラム。「野菜王国」の再建にも思いを寄せたい。(東)









