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コラム「北斗七星」
これは津波対策の盲点だったといえるかもしれない。高知市立の動物園「わんぱーくこうちアニマルランド」が、南海トラフ地震による津波から動物たちを守る“避難棚”を設置するための寄付を募った◆1993年にオープンした同園は、年間約15万人が訪れる人気施設。高知港近くの臨海部にあり、地震発生時には最大2・7メートルの浸水が予想されるため、市議会公明党でも、おりの中から逃げられない動物たちを守る対策を求めてきた◆昨年度は絶滅危惧種のスマトラトラの獣舎内に、高さ約3メートルの棚と踏み台を整備して避難場所を確保。今年度もライオン、ジャガー、ツキノワグマの展示スペースに設置する計画で、寄付金はその費用の一部に充てるという◆寄付の募集は、ふるさと納税サイト「ふるさとチョイス」のクラウドファンディングで実施。自治体が抱える問題解決に向けて寄付金の具体的な使い道を定め、支援者を募る仕組みだが、驚くべきは今回の反応の早さ。募集開始後、わずか4日間で目標の100万円を達成した◆応援メッセージには「この取り組みが全国へ広がってほしい」「防災はこれから、人はもちろん、全ての動物に」「台風19号で改めて水の恐ろしさを感じた」との声も。防災への高い関心と要望に応える対策を全力で進めていきたい。









