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東京都議選 公明19氏当選、大健闘
北3、豊島、中野など新人6氏が激戦制す
「政策実現の党」都政で貫く
記者会見で斉藤代表
22日投開票された東京都議選(総定数127)で、公明党は擁立した20選挙区22氏のうち、大激戦となった北多摩3、豊島、中野など新人6氏を含む19氏が当選を果たした。一方、大田(2人擁立)、新宿の3氏は惜敗した。地域政党「都民ファーストの会」が31議席を獲得し都議会第1党に。自民党は改選前の30議席から21議席に後退した。投票率は47.59%で前回(42.39%)を5.20ポイント上回った。公明党の斉藤鉄夫代表は23日未明、東京都新宿区の党本部で行われた記者会見で、今回の選挙結果について大要、次のような見解を述べた。
【都議選の結果】
一、これまで都議会公明党が福祉政策の先頭に立ち、全国に広げてきた。その先駆者としての役割などを訴えて、多くの共感を頂き、ご支援を頂いた。党員、支持者の皆さま、都民の皆さまに心から御礼を申し上げます。今回の結果をしっかり分析して、次の戦いに臨んでいきたい。
一、(3氏が惜敗したことについて)大変に残念だ。今回、物価高対策や、都民の暮らしを守る所得向上などの政策を掲げたが、いま一歩、浸透しなかった。党として政策を訴え、支持を得ていくための運動量、努力が足りなかったことが第一の要因だと思っている。悔しさをバネにして、再び政策実現していく党になっていくように頑張りたい。
一、(今後の都政運営について)都民ファースト、自民、公明の3党が知事とよく連携し、野党とも合意形成の努力をして都政を運営していく。これまで公明党が都政においても合意形成の要となって努力してきた。その努力を続けていく。
【参院選に向けて】
一、参院選の公約で、減税・給付などの物価高対策や、経済政策、社会保障の充実の三つの柱を掲げた。これらの政策をしっかり訴えていく。また、中東情勢がエネルギー分野、経済にも関係してくる。トランプ関税への対応や、外交・安全保障も争点になるので、公明党の考え方を国民に提示して戦いたい。
東京都議選 党声明
合意形成のリード役担う
一、東京都議会議員選挙において、わが党は、過去に例のない大変に厳しい選挙情勢の中、18選挙区で19人の公認候補が当選することができました。2選挙区で善戦及ばず3議席を失ったことは痛恨の極みですが、公明党候補に最後の最後まで厚いご支援をお寄せくださった東京都民の皆さま、そして猛暑を突いて、血のにじむような奮闘で公明党候補を大きく押し上げてくださった党員、支持者、創価学会員の皆さまに、心から感謝と御礼を申し上げます。本当に、ありがとうございました。
一、今回の都議選は、現下の物価高から都民生活を守るとともに、希望ある首都・東京の未来を託せるのは、どの政党、どの候補者なのかが問われました。公明党が19議席を得ることができ、前回選挙に続き都議会第3党となったことは、物価高対策をはじめ、子育て支援や高齢者支援、防災・防犯などの分野で都民の命と暮らしを守ってきた実績が評価され、選挙戦で掲げた都民目線の政策に信頼が寄せられた結果であると確信します。公明党は、1票に託された有権者の皆さまの心をわが心とし、お約束した政策の実現に全力で取り組んでまいります。また、単独で過半数を占める政党・会派がない都議会において、引き続き合意形成の要役を担い、都政の安定をリードしてまいります。
一、全国の有権者の約1割を占める首都・都議選の結果は、参議院議員選挙にも大きな影響を及ぼします。参院選において、わが党は7選挙区の完勝と比例区7議席以上の獲得に全力を挙げ、本日より、決意も新たに戦いを開始してまいります。引き続き、公明党に絶大なるご支援を賜りますよう、心からお願い申し上げます。
2025年6月23日 公明党