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手記 台風19号被災地で奮闘する公明議員
被災家屋の片付けに汗
板井斎 東京・世田谷区議
住宅が浸水し不安な日々を過ごす住民を見舞う板井区議(右)=東京・世田谷区
台風19号が都内に最接近した12日の夜から、特に浸水被害の大きかった玉堤地域を中心に避難所や200軒以上の被災者宅を回り、地域の状況を確認しました。大田区の田園調布との区境になっているため、末安広明・大田区議とも連携して対応に当たりました。
玉堤地域では一時、少なくとも2000軒以上が停電。多摩川に合流する谷沢川と丸子川が氾濫し、広範囲で床上浸水が発生。翌朝からは使えなくなった家具を外へ運び出すなど片付けに追われる住民の姿がありました。私もポンプでの排水活動や家具の撤去に加わりました。
浸水被害に遭った住民からは「災害ごみを何とかしてほしい」との声が多く寄せられました。災害ごみの撤去は原則、区への申請手続きが必要です。しかし、今回の被災住民の状況を踏まえて、申請なしで回収するよう区長に直接要望し、早期対応につなげました。
党区議団としても、区長に対し、被害状況の把握や多摩川の無堤防区間の早期整備などを緊急要望しました。一日も早い復旧・復興に努め、今回の台風被害を教訓にして、災害に強いまちづくりを進めていきます。
生活、観光業再建急ぐ
川端祥介 神奈川・箱根町議
地域住民から被災状況などを聞く川端町議(左)=神奈川・箱根町
48時間降雨量が1000ミリを超えるなど、経験したことのないような暴風雨が箱根町を襲いました。台風が上陸した12日は昼過ぎから夕方にかけて地域内を駆け回り、交通手段がない高齢者を避難所まで送迎し続けました。
その後、さらに雨脚が強まったため、自宅へと戻りました。少したってから外を見てみると、家の前の道路が冠水し、川のようになっていました。
町内各地では土砂崩れや倒木の被害が頻発。一軒一軒、被災された方のお宅を回っていますが、いまだ通行止めのため、直接会って体の具合や被害状況を確認できていない地域もあります。村野由紀子町議と連携を取りながら国、県、町などへ各地域が抱える課題を伝えています。
また、箱根登山鉄道の箱根湯本駅―強羅駅間で運行が停止している上、町内400を超える宿泊施設などで温泉の供給が止まっています。
例年であれば、これから観光シーズン真っ盛りとなる中、その影響は計り知れません。
被災された方の一日も早い生活再建と、基幹産業である観光業の立て直しが喫緊の課題です。全力で取り組み、必ず復旧・復興を成し遂げます。