公明党トップ / ニュース / p428827

ニュース

2025年6月8日

公明、備蓄米活用・流通リード

小泉農相、サブチャン出演

政府が放出した備蓄米が先月31日から5キロ当たり2000円程度で大手スーパーなど各地の店頭に並び始めました。これは公明党の提案を受けて、政府が備蓄米の売り渡し方法をこれまでの競争入札から随意契約に見直し、円滑な流通体制を確保したためです。

「コメの高止まりを許さない」「備蓄米はなくなる?」。緊急対談した小泉(右)、岡本の両氏

5日から配信されたユーチューブの公明党サブチャンネルの動画には小泉進次郎農林水産相が登場! 岡本三成政務調査会長と緊急対談し、公明党の取り組みなどに対して感謝の思いや期待を寄せました。

小泉農水相は、随意契約に切り替えたことについて「民間企業の競争による加速化のおかげで、6月上旬どころか5月31日に備蓄米を店頭に並べることができた」と力説。大手コンビニが随意契約で調達した備蓄米を1キロパックなどの小容量で販売することなどにも触れ「国民に提供したいという民間のアイデア、努力がすさまじいことになっている」と明かしました。

備蓄米の円滑な流通に向けて中野洋昌国土交通相(公明党)が業界団体に出庫や輸送への協力を呼び掛けたことには「本当に感謝していて、頼んだらすぐ動いてくれた」と小泉農水相。備蓄米活用のきっかけを作った高橋みつお参院議員(参院選予定候補=兵庫選挙区)から国会質問を通じて提案などを受けていることにも言及し「いろいろなアイデアを受けながら、こちらも頭を柔軟にして何ができるか最善の手を考えていく」と意欲を示しました。

このほか動画では、高騰するコメ価格を巡って小泉農水相が「高止まりを許さない」と断言するなど、今後のコメ政策に関しても熱く語り合っています。

■政府提言、現地調査も

随意契約で売り渡された備蓄米の販売状況を視察する斉藤代表(左から2人目)ら=5日 東京・大田区

コメの安定供給、価格安定への切り札として注目される備蓄米。不作や災害時に限った運用方針を転換する道を切り開き、より安価な随意契約による放出を後押ししたのは公明党です。

■高橋みつお氏が提案

備蓄米放出に道筋を付けたのは、高橋氏の国会質問。高橋氏は昨年12月の参院農林水産員会で、備蓄米を民間在庫に貸し出す新たな仕組みを示し、農水省内で議論するよう提案しました。

こうした主張を踏まえ、政府は備蓄米放出を決定。石破茂首相は5月19日の参院予算委で「高橋みつお議員から指摘をいただいた。これが備蓄米放出のきっかけになった。大変ありがたい」と述べています。

■随意契約を緊急要請

しかし、備蓄米放出後も価格が下がらない状況が続いたため、公明党は5月23日、小泉農水相に対して緊急要請を行い、備蓄米の売り渡しへ抜本的見直しの必要性を指摘。店頭で5キロ2000円台で販売するための随意契約による売り渡しなどを求めました。

小泉農水相は、同28日の衆院農水委で「随意契約という手法を提案した公明党の新しい発想のもとで、さまざまな議論が生まれ、活用につながった」と明言しています。

■輸送体制の強化へ

随意契約による売り渡しが始まると、円滑な輸送体制が課題に。中野国交相は、放出前の段階で、日本倉庫協会や全日本トラック協会などに迅速な出庫や輸送への協力を要請しました。省内に「備蓄米物流支援室」も設置し、対策に万全を期しています。

党としても販売状況や流通を巡る課題を調査するため、斉藤鉄夫代表が5日、販売を開始した都内の店舗を視察し、関係者と意見交換しました。随意契約による備蓄米が全国に早く行き渡るよう全力を挙げています。

公明新聞のお申し込み

公明新聞は、激しく移り変わる社会・政治の動きを的確にとらえ、読者の目線でわかりやすく伝えてまいります。

定期購読はこちらから

ソーシャルメディア