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治水能力の高さ確認
試験湛水中の八ツ場ダム視察
台風19号禍受け都議会公明党
遠藤副所長(右端)から説明を聞く都議会公明党のメンバー=24日 群馬・長野原町
東京都議会公明党の中島義雄団長らは24日、群馬県長野原町の八ツ場ダムの工事現場を訪れ、完成前に水をためて安全性を確認する「試験湛水」の様子を視察した。
試験湛水は今月1日から開始され、3カ月ほどかけて徐々に満水にする予定だった。しかし、台風19号による豪雨の影響で早まり、15日には満水となった。現在、1日に約1メートルずつ水位を下げて堤体や、のり面に異常がないか点検している。国土交通省の八ツ場ダム工事事務所の遠藤武志副所長は「現在、異常はなく予定通り来年3月に完成予定」と説明した。
視察後、中島団長らは「八ツ場ダムの治水能力の高さが改めて分かった。完成までしっかり推進していく」と力を込めた。