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コラム「北斗七星」
きょうプロ野球セ・パ交流戦が開幕する。これまで、ペナントレースの流れを大きく変えた交流戦がある。2012年、開幕から振るわなかった巨人が交流戦で優勝し、セ・リーグ順位を4位から2位へ上げた◆チームのムードをガラッと変えたのは、交流戦中盤で強打者、阿部慎之助選手(現監督)に送りバントを命じ、それを彼が平然と決めた時だと原辰徳監督(当時)が語ったという(NumberWeb 18年10月24日付)。皆で、勝つためなら何でもやるという団結が生まれ、リーグ優勝を果たした◆21年は、野球評論家の多くがシーズン予想を下位としたオリックス。序盤、5位に沈んでいたが、交流戦を制覇しパ・リーグ3位に浮上。中嶋聡監督(当時)は「(チームのMVPは)全員ですね。誰一人欠けても、このような成績を挙げることはできなかった」と。続く後半戦も全員野球でパ・リーグの覇者に◆この年には都議選があり、公明党は劣勢をハネ返して完勝した。告示まであと10日と迫った今年の都議選は、かつてない厳しい情勢が伝わる◆熱戦が繰り広げられる交流戦の最終日(予定)は都議選の投票日。公明党は党員、支持者、議員、一人も欠けることなく全員で激戦に勝つ。(三)









