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2025年5月22日

備蓄米 消費者にいち早く

流通コスト減で価格安定図れ
党農水部会が政府に要請

コメの流通安定化に向けた対策について議論する党農水部会=21日 衆院第1議員会館

公明党の農林水産部会(部会長=角田秀穂衆院議員)は21日、衆院第1議員会館で会議を開き、流通の円滑化を図るため、備蓄米の入札方法などを見直す政府の対策パッケージについて農水省から説明を受け、今後の対応を巡り議論した。

農水省は、5~7月で毎月備蓄米を10万トン分ずつ入札し、計約61万トンを放出する計画を説明。流通の円滑化に向けて小売業者と協議し、備蓄米を1カ月以内に売り渡す計画を立てた集荷業者に対して、放出する10万トンのうち6万トン分の入札優先枠を新設するなど、需給環境の改善に取り組む考えを示した。

出席議員は「コメ価格を安定化させ、消費者の手元に早く届けることが最重要だ」と強調。その上で、価格抑制に向けた流通段階でのコスト削減のほか、集荷業者や卸売業者の各段階の経費や利益、店頭価格を公表する必要性に触れ、消費者への丁寧な情報発信の徹底を要望した。

また、随意契約を活用した備蓄米の売り渡しを巡り、価格抑制につながるよう適切な対応を求めた。

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