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畜産業に夢と希望あり
全国和牛サミット初開催
農業高校31校から347人参加
「口蹄疫からの復興」など学ぶ
宮崎・小林市
畜産業は夢と希望のある仕事――。全国の農業高校の生徒らが集い、和牛生産について学び合い、交流する「全国和牛ハイスクールサミット in こばやし」(同実行委員会主催)が2日から3日間、宮崎県小林市で初めて開催された。市議会公明党の鎌田豊数議員が生徒たちの真剣な様子を見守った。
「和牛の仲間 若人の力 結集せよ」とのスローガンで開かれた「和牛サミット」には、全国31校から347人の高校生が参加。宮崎県立小林秀峰高校がホスト校となり、同校の生徒がスローガンの考案や大会の企画・運営を担った。
小林秀峰高校は“和牛オリンピック”と呼ばれる、和牛の品質を競い合う「全国和牛能力共進会」(2017年)で、30年ぶりの高校出品を果たし、5位入賞を成し遂げた有力校である。
サミット初日、県内農家が牛の伝染病「口蹄疫」から復興を遂げた軌跡について県畜産振興課の担当者が講演。「来年で復興から10年を迎える。徹底的に行った防疫と、農家同士の団結で乗り越えた」との語気を強めての訴えに、高校生は真剣に耳を傾けていた。
このほか、サミットでは、全国和牛能力共進会で内閣総理大臣賞を獲得した肉牛農家の基調講演や、畜産業を志す上でのキャリアデザインに関する討論会、各高校との意見交換会などが行われた。
また、サミット期間中は、宮崎県内の肉牛農家と和牛も結集し、小林市内で宮崎牛の品質の高さをアピールする「宮崎県畜産共進会」が催され、高校生が見学した。
サミットの企画・運営を担った小林秀峰高校の生徒と懇談する鎌田市議(手前右端)
「和牛生産に携わる同世代の人たちが、地元小林市に集うことを誇りに準備してきた。大好きな畜産業は、夢と希望のある仕事。和牛のブランドを守っていきたい」――。実行委員長を務めた小林秀峰高校3年の森岡亜美さんは決意を語った。
サミットに参加した兵庫県立農業高校の生徒は、「宮崎県で導入している最新の畜産技術なども勉強できた。地元に戻って、和牛の育成に生かしていきたい」と述べた。
畜産業の将来を担う高校生に対し、大人も熱い視線を送る。市地方創生課の吉丸典宏主幹は「全国和牛能力共進会は5年に1度で、同業者が集える機会は少ない。高校生のサミットが定例化し、畜産業の発展につながっていけば」と期待を寄せている。
市議会公明党の鎌田議員は、議会質問を通じて、和牛などの地域の特産を生かした交流人口の増加を訴えてきた。大会終了後、鎌田議員は「畜産業への雇用が拡大していくよう、今後も取り組んでいく」と語っていた。










