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2025年5月20日

“委員会質疑から”

"委員会質疑から" 小児医療の「とりで」守れ

質問する秋野氏=19日 参院予算委

成育センター巡り首相「財政支援含めて検討」
参院予算委で秋野氏

参院予算委員会は19日、石破茂首相らが出席して内外の諸課題に関する集中審議を行い、公明党の秋野公造氏が小児医療などについて質問した。

秋野氏は、国立成育医療研究センター(東京都世田谷区)を巡って「最先端の小児医療が提供されているが、財政面で極めて深刻な状況にある」と強調。診療報酬では最先端医療の評価が困難であり、病院に対する交付金なども不足していると指摘し「(同センターが)小児救急医療の『最後のとりで』だ。早急な手当てを」と訴えた。

石破首相は、小児医療の新しい治療法開発などの成果を活用した医療提供ができるよう「財政的な支援も含めて検討する」と答えた。

また秋野氏は、医療機関が掲げる診療科名に「睡眠障害」を加えられるよう日本睡眠学会が厚生労働省に要望したことを受け、標榜に向けた今後の流れを確認した。厚労省側は、審議会で検討していく考えを表明。石破首相は「適切な医療が受けられるのは、意義があることだ」と述べた。

学校図書館の充実を

書籍購入、新聞配置を促進
佐々木(さ)氏

19日の参院決算委員会で公明党の佐々木さやか氏は、全国の書店数が減少傾向にあることなどに伴い「子どもたちが本に触れる機会は年々減っている」と問題提起し、学校図書館の整備・充実へ、図書購入や新聞配置を促進すべきだと訴えた。

佐々木氏は、読書量の多い子どもは意識・非認知能力や認知機能が高い傾向にあるとの調査結果なども踏まえ、本と出合える最も身近な場所である「学校図書館を充実させることは大変重要だ」と指摘。中でも新聞の配置について、各学校ではなく、教育委員会が新聞社と直接契約し、全ての小中学校に新聞を配置している自治体の事例を紹介し「国による5か年計画の目標達成のためにも有効だ」と述べ、政府の取り組みを促した。

文科省側は、周知広報を進める考えを示した。

一方、佐々木氏は、高騰するコメ価格の適正化へ、流通状態の実態把握と国民への分かりやすい情報提供を求めた。

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