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2025年5月19日

コメ安定供給万全期せ

流通コスト減で価格抑制 
NHK番組で角田農水部会長

公明党の角田秀穂農林水産部会長(衆院議員)は18日、NHK番組「日曜討論」に与野党の代表者と共に出演し、高止まりしているコメ価格の安定供給に向け「備蓄米の放出で供給量をしっかり確保することが重要だ。流通段階でコストを削減し、少しでも安い価格で消費者に届けられるようにしたい」と力説した。

角田部会長は、流通の円滑化を図るため政府が16日に発表した、備蓄米の入札方法などを見直す対策パッケージについて「党の要望が反映されている。対策の効果を注視していく」と強調。今後も、消費者に届くまでの過程でどれだけコストがかかっているかを調査した上で、必要な対策を検討する考えを示した。

コメの輸入を巡っては「国内で100%自給できるコメの生産基盤をしっかり守っていくことが大前提だ」と主張。一方、7月までの備蓄米放出によって備蓄量が適正水準の3割程度に減少する見通しだと指摘した上で、不測の事態に備えた一時的な輸入の要否も含め「丁寧な議論が必要だ」と述べた。

持続可能な農業の実現に向けては、十分な所得確保に加え「農家を守り、育てる視点が不可欠」と強調。また、農地の大区画化や省力化、気候変動に備えた高温に強い品種開発などに取り組む必要性に触れ「集中的に取り組む予算を確保しなければいけない」と述べた。

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