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2025年5月15日

トイレカー5台を導入

災害時、被災地への派遣も
青森・むつ市

トイレカーを視察し、市防災安全課の説明を受ける住吉市議(右)

青森県むつ市は4月、大規模災害時のトイレ不足を想定し、水洗トイレを備えた軽トラック型の「トイレカー」を導入した。推進した公明党の住吉年広市議はこのほど、市防災安全課から説明を受けた。

今回、市が用意したのは5台で、そのうち4台には個室が二つ備わっている。もう1台はバリアフリー仕様で昇降機が付き、車いすに乗ったまま利用できるほか、室内にはオストメイト用便器やおむつ交換台、ベビーキープ台などが配備されている。

それぞれエアコン付きで給水タンク100リットルと便槽タンク280リットルが設置され、約80~120回の利用が可能。このほか清水・汚水タンクの残量や空室状況を遠隔地で確認できるシステムが搭載されている。また、装備されている太陽光パネルは、電源に稼働させることもできる。

市は今年3月、福島県いわき市など全国8市と「自治体トイレカー災害時相互派遣に関する協定」を締結。9市のいずれかで大規模災害があった場合、トイレカーを被災地へ派遣する。

住吉市議は昨年3月定例会で「トイレカーを導入すべきだ」と提案していた。

市防災安全課の上林啓史課長は「豪雨災害での孤立状態も経験した本市で、避難生活の向上につながれば」としている。

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