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北東アジアに対話機構
首相「信頼醸成の場、有意義」
斉藤代表ら、党ビジョン提言
党平和創出ビジョンを石破首相(中央)に手渡す斉藤代表(左隣)ら=13日 首相官邸
公明党の斉藤鉄夫代表は13日午後、首相官邸で石破茂首相と会い、党平和創出ビジョン策定委員会(委員長=谷合正明参院会長)がまとめた「平和創出ビジョン」を提言し、意見を交わした。山口那津男常任顧問、谷合委員長、高橋みつお参院議員が同席した。
席上、斉藤代表はビジョンの意義について、今年が「戦後80年」の節目であることに触れ「北東アジアにおいて安全保障環境が非常に厳しさを増す中で、『人間の安全保障』を基軸にしたビジョンを取りまとめた」と報告。その上で、各国の信頼醸成を通じて紛争を未然に防ぐため、対立する当事国が参加する常設の対話枠組み「北東アジア安全保障対話・協力機構」の創設など、ビジョンに盛り込んだ提言の推進に向けて、石破首相の協力を求めた。
これに対し石破首相は「アジアの平和を一歩でも前に進めないといけない」と強調。北東アジア安全保障対話・協力機構については「情報交換と信頼醸成の場をつくっていくことは有意義だ。しっかり推し進めてほしい」と期待感を示した。