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2025年4月29日

“国会議員リポート” 大阪の地域防災力を向上

参院議員 杉ひさたけ

完成した淀川大堰閘門を視察する筆者(左から3人目)=4月19日 大阪市

1995年の阪神・淡路大震災、2018年の大阪府北部地震など、過去の教訓から命を守るインフラ整備や、地域防災力の強化を一貫して推進しています。

大阪市都島区と東淀川区にまたがり1983年に完成した淀川大堰は、上水道や工業用水の供給を行っていますが、淀川大堰によって淀川が遮断され、船による上流と下流の往来ができなくなっていました。

阪神大震災では陸路が寸断される中、淀川下流の堤防が甚大な被害に。被害箇所は淀川大堰の手前だったため船舶が早期復旧に貢献することができました。一方、大阪府北部地震で堤防に被害はなかったものの、仮に崩壊していたら淀川大堰によって船舶による復旧作業はできませんでした。

これらの経験を踏まえ私は、災害時の緊急輸送路として活用するため、淀川大堰に新しく閘門を設置する事業について、2021年の国会質問で早期整備と活用を要請。党としても強力に推進してきました。

閘門は今年3月に完成。大阪湾から京都まで船の往来が可能となり、災害時の救援や復旧活動だけでなく、淀川を活用した観光事業の創出などにも生かされることが期待されています。これからも事前防災の推進で、住民の安全・安心の確保に全力を尽くします。

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