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2025年4月30日

本に親しみ豊かな心育てよう

学校図書の充実さらに 
「こどもの読書週間」(5月12日まで) 
党女性委の街頭演説の訴えから(要旨)

子どもが本に親しみ豊かな心を育めるように、公明党は党女性委員会を中心に読書の環境づくりを推進してきました。16日には、「子ども読書の日」(4月23日)と「こどもの読書週間」(4月23日~5月12日)を記念する街頭演説会を党女性委が開催。同委員長の竹谷とし子代表代行、川村ゆうだい青年局次長(参院選予定候補=東京選挙区)、谷きみよ都本部女性局次長(都議選予定候補=豊島区)の訴え(要旨)を紹介します。

(竹谷代表代行)公明推進の「朝読書」 全国へ大きく広がる

「子ども読書の日」などを記念する街頭演説を行った竹谷代表代行(中)と川村(左)、谷の両氏=16日 東京・豊島区

公明党は、幼児教育・保育の無償化をはじめ、都議会では全国に先駆けて私立高校授業料や学校給食費の無償化など、子育て支援の充実に取り組んでいます。経済的な教育の負担軽減だけではなく、質の向上も大事だと考え、この両輪を進めているところです。

質を確保する方策の一つが読書です。公明党は今から約25年前に子どもの読書運動活動をスタートしました。その背景には当時、“キレる子ども”や暴力、非行といった問題がありました。解決に向け、公明党は子どもたちが読書できる環境をつくっていこうと、「子ども読書運動プロジェクトチーム」を2000年1月に立ち上げました。

以来、①子どもたちの朝の読書活動②読み聞かせの運動③ブックスタート――の三つを進めています。朝の読書運動でいえば、00年当時に全国で実施していた5000校から、今では2万5000校へと大きく広がっています。

今、公明党が力を入れているのが学校図書館の充実です。紙離れの影響などで各地の書店が減少傾向にあります。だからこそ、大切になってくるのが学校図書館。まさに学校の心臓部とも言える機能を持っています。関係団体の方から、学校図書館には子どもたちが興味を持てそうな書籍が少なくなり、古いままのものが並んでいる状況だと伺いました。

子どもたちが一冊の本に触れることで、知らなかった世界を知ることができたり、学習の基礎、または深い学びができたりするようになります。その意味で学校図書館をしっかり充実させていくことが、本との出合いを広げていくことになり、子どもの心の中に羅針盤を築くことにつながっていきます。

読書は人づくりであり、自分の生きる目標や夢、希望を育んでいく力になります。子どもたちが幸せな人生を生きていけるようになります。そのために政治があります。公明党はこれからも、教育をはじめ、子育て支援に対して、国と地方のネットワークの力を駆使して取り組みます。

(川村氏)幼少期からの読書 共感する力を育む

私自身、小さい頃から読書に親しんできた一人です。一番最初の読書の原体験は、母親の読み聞かせでした。童話の内容を聞きながら目をつぶり、頭の中で空想を働かせながら、いつしか眠りについている、そんな幸せな幼少期の記憶があります。今、私も2児を育てる父として、子どもが寝る前には絵本の読み聞かせをするよう続けています。

今でも仕事の合間に読書に親しむよう心掛けています。最近の調査では、難解な読書に挑戦することによって、子どもの非認知能力や集中力、共感力が育まれるという結果も出ています。私もこれまで医師として多くの患者さんの診療に当たってきましたが、そのベースには、読書で培った共感の力が生かされていたような気がしています。

今後もしっかり勉強を重ね、日本の宝である子どもの教育環境を向上させるために全力で取り組みます。

(谷氏)党区議団の要望で図書費大幅に拡充

私は豊島区で生まれ育ち仕事と子育てを経験し、息子の小学校時代にはPTA役員を務め、読書のボランティア活動や読み聞かせ運動も行ってまいりました。

より良い読書環境をつくっていくために、公明党区議団がこれまで要望してきたのが、子どもたちの一番身近にある学校図書館の図書購入費の拡充。その結果、豊島区は従来の4倍の予算となる100万円を図書購入費に盛り込みました。

また、私自身、豊島区内の小学校前を朝、通りかかった時、まだ開いていない校門前に立つ男子児童に声を掛け、その理由を聞きました。すると、「門が開く8時15分まで待っています」とのこと。党区議団と連携して区に対策を求めた結果、小学校の登校時間前から校内に児童の居場所をつくるなど「小1の壁」対策を実現しました。

社会の宝である子どもたちにとって、より良い学びの環境をつくっていくために全力で働く決意です。

著名人の推し本紹介

文部科学省は2025年度、「子供の読書キャンペーン #あなたと読みたい1冊」と題して、各界で活躍している著名人から、お薦めの本とメッセージを紹介しています。

狙いは、勉強や部活動などに向き合う中高生世代を中心とした子どもたちが、さまざまな本に触れ、読書に親しむ機会を増やすことです。

また、子どもたちが行ってみたくなるような図書館も紹介しています。

読書キャンペーンの詳細はこちらから

ご案内
NPOブックスタート主催、写真コンテスト募集中

読み聞かせの体験と絵本をセットで届ける自治体のブックスタート事業を推進するNPO「ブックスタート」は、読み手と共に楽しむ「いっしょにえほん」プロジェクトの一環として、写真コンテストを開催しています。応募期間は5月19日まで。

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