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2025年4月30日

物価高対応に総力

斉藤代表、米関税で経済対策を提言へ 
公明、参院選勝利へ全国遊説

29日、公明党は今夏の参院選に向けて全国各地で街頭演説会を行った。斉藤鉄夫代表は福岡市で、しもの六太(参院選予定候補=福岡選挙区)、かわの義博(同=比例区)の両参院議員と共に、物価高対策など公明党の取り組みや予定候補の実績を力説し、「(政策を)叫ぶだけではない。カタチにするのが公明党だ」と訴え、公明勝利へ支援を呼び掛けた。

物価高対応に総力を挙げる公明党の、しもの六太(右)、かわの義博(左)両氏の勝利へ支援を訴える斉藤代表=29日 福岡市

■教育改革のエキスパート/福岡・しもの六太氏

斉藤代表は「今、一番大きな課題は物価高への対応だ」と強調。公明党の提案を受け、政府が2024年度補正予算や25年度予算などを活用し、5月22日から段階的にガソリン価格を10円引き下げることや、7月使用分から電気・ガス代を補助することが決まったと語った。

コメの価格高騰に対しては、政府に備蓄米を活用する仕組みを提案、実現したことに触れ、価格抑制に全力を挙げる考えを述べた。

さらに、米国の追加関税措置への対応では、日本経済の将来に大きな影響が出ないよう、日本政府の米国との関税交渉を後押しするとともに、資金繰り支援など中小企業のサポートにも万全を期すと主張。6月にも党として経済対策の策定に向けた提言を取りまとめることに言及し、その柱として「個人消費を支える減税と、(それまでのつなぎとなる)給付などの支援策を打ち立てたい」と表明した。

一方、斉藤代表は、しもの氏が公立・私立高校の授業料無償化をはじめとする教育費の負担軽減をリードしてきたことを紹介し、「教育改革のエキスパートであり、福岡、日本のためにどうしても必要な政治家だ」と強調。その上で「福岡選挙区は定数3の大変厳しい戦い。何としても押し上げてほしい」と訴えた。

しもの氏は、九州初の公立夜間中学の開設や、ひきこもり支援の強化、中小企業を守る経済対策に取り組んできたことを報告し、「苦しんでいる人に手を差し伸べ、生活を支える仕事をしていく」と力強く決意を語った。

■比例・かわの義博氏も訴え

かわの氏は、食品ロス削減や洋上風力発電設備の設置を進める法整備など、2期12年間の実績を語り「皆さまの不安を取り除き、安心と希望の道を示していく」と抱負を述べた。

■若者の声受け止め実現/愛知・安江のぶお氏

給付型奨学金の拡充など実績を訴える安江のぶお氏(左)と三浦選対委員長=29日 愛知・一宮市

■三浦選対委員長が応援

公明党の三浦信祐選挙対策委員長は、愛知県一宮市の街頭演説会で「現場の声を政治に反映し、実感できる物価高対策を必ず実行する」と訴えた。安江のぶお参院議員(参院選予定候補=愛知選挙区)は必勝の決意を述べた。

三浦選対委員長は、企業が社員の奨学金返済を肩代わりする制度の全国展開や、いわゆる年収「103万の壁」の引き上げを公明党がリードしてきたと力説。「奨学金返済に苦しむ人、働く現役世代の声を拾い上げられたのは、若者の気持ちが分かる安江さんがいたからだ」と語った。

さらに公明党の実績として、政府備蓄米の放出、ガソリン価格の1リットル当たり10円引き下げ(来月22日から段階的に)も強調。トランプ米政権の関税措置に対しては、中小企業や小規模事業者の不安解消に取り組んでいくと述べた。

安江氏は、給付型奨学金の拡充、コロナ禍で困窮する学生への最大20万円の給付金を実現したことを紹介。街頭やネットで要望を聴く「やすえの政策相談所」に500件以上の声が届いていると述べ「一つ一つの意見と真摯に向き合い、将来に不安を抱える皆さまのために働く」と訴えた。

■政策実現へ合意形成/西田幹事長が岐阜市で強調

公明党勝利へ支援を呼び掛ける西田幹事長(左)と新妻ひでき氏=29日 岐阜市

公明党の西田実仁幹事長は、新妻ひでき参院議員(参院選予定候補=比例区)と共に岐阜市で街頭演説を行い、「公明党は政策を具体化し実現する力がある」と訴えた。

西田幹事長は「公明党が各党の間に入り、政治を前に進める“合意形成の要役”を担っている」と強調。所得税が課され始める年収「103万円の壁」を巡る議論で、赤字国債を発行せず、ほぼ全ての所得層に対する2万~4万円の減税を提案・実現したことを紹介した。加えて、配偶者控除の対象となる収入水準を123万円まで引き上げたことも述べ「家計の収入増へ、細かなところに目を配っているのが公明党だ」と力説した。

■比例・新妻ひでき氏が決意

新妻氏は「初当選以来、寄せられた相談から『置き勉』の解禁や、ドクターカーへの補助拡充などを実現してきた。今後も国民が求めるニーズに応えるため全力で闘う」と決意を語った。

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