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2025年4月27日

公明、参院選へ全国遊説スタート

「実現力」で生活守る 
米関税で新たな経済対策を検討 
斉藤代表が訴え

公明党は26日、今夏の参院選に向けて各地で街頭演説を行った。斉藤鉄夫代表は神戸市で全国遊説をスタートし、参院選の意義について「これからの日本の行く末を決定する選挙だ。国民の声を聴き、それを具体的な政策として実現できる政党はどこかが問われる」と強調。長引く物価高による国民の切実な声を受け止め、政策を着実に進めてきたことに触れ「本当に国民の皆さまに役立つ政策を実現していくのが公明党だ」と訴えた。高橋みつお参院議員(参院選予定候補=兵庫選挙区)が必勝の決意を訴えた。

斉藤代表は、物価高やトランプ米政権の関税措置の影響により、国民生活や日本経済に対する不安が広がっていると述べ、「国民の声をしっかりと受け止め、共感し、具体的な手を打っていくのが政治の役目だ」と力説。所得税が課され始める年収「103万円の壁」の見直しで、ほぼ全ての納税者が減税効果を得られるよう各党との合意形成に尽力したことなどを例に挙げ、公明党の政策実現力を強調した。

物価高対策では、2024年度補正予算や25年度予算などを活用して、住民税非課税世帯向けの給付やガソリン代への補助など既存の政策を着実に実行していくと強調。さらに、今夏も猛暑が予想されることから「安心してエアコンをつけていただくため、電気・ガス代への補助も7月から実行する」と述べた。

その上で、米国の関税措置に対応していくため6月にも党として経済対策策定に向けた提言を取りまとめる考えを表明。「今、日本のかじ取りを誤れば、日本経済は再び収縮、デフレの方向に舞い戻ってしまう正念場の時だ」と訴えた。

経済対策に盛り込むべき具体策では、中小企業への支援とともに個人消費を支える必要性を強調。「減税と、その実現までの国民への支援策を考えるべきだと主張していく」と力説した。

コメの価格抑制に全力
兵庫・高橋みつお氏

兵庫選挙区で必勝を期す高橋みつお氏(左)と絶大な支援を訴える斉藤代表=26日 神戸市

高橋氏は、コメの価格高騰を巡り、政府備蓄米の活用を提案した結果、21万トンの市場流通を実現したと報告。さらに、7月まで毎月の追加放出も決定したことに触れ「夏までコメを途切れさせない。価格も下げる。皆さんに『安心して買えるようになった』と言ってもらえるよう全力で取り組む」と力説した。

また、神戸空港の国際化を後押ししたことに触れ、世界から観光客を受け入れることで「兵庫、日本の経済をさらに盛り上げていく」と訴えた。

子育て・教育など家計の負担軽く
福岡・しもの六太氏

「物価高対策を進め、生活を守り抜く」と訴える、しもの六太氏=26日 福岡・太宰府市

公明党の、しもの六太参院議員(参院選予定候補=福岡選挙区)は26日、福岡県太宰府市で街頭演説を行い、「国民生活を守り続ける政策を必ず実現する」と訴えた。

しもの氏は、所得税が課され始める年収「103万円の壁」の見直しに言及。公明党の提案で課税最低限が160万円へ引き上げられ、ほぼ全ての納税者が1人当たり年間2万~4万円程度の減税を受けられるようになったと強調した。

また、公明党が結党以来、児童手当の拡充など、家計負担の軽減につながる子育て・教育政策を拡充してきた実績を紹介。「掲げた政策に粘り強く取り組み、着実に実現しているのが公明党だ」と力説した。

さらに、物価高対策の強化や所得の向上、社会保障の充実に全力で取り組み、「苦しむ人が置き去りにされない社会を築いていく」と語った。

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