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2018年6月7日

コラム「北斗七星」

「この先一人でどやって暮らす。こまったぁどうすんべぇ」。東北弁でつぶやく74歳の桃子さんは、夫に先立たれて15年。今年1月に芥川賞を受賞した若竹千佐子さんの小説『おらおらでひとりいぐも』の主人公◆若竹さんも9年前に夫が逝き、「大好きな夫でしたので、当初はただただ絶望しました」(5月22日付読売)。その意味を探したいと、四十九日の翌日から小説講座に通い始め、63歳で同賞史上2番目に年長の受賞となった◆東京では、「元気な女性」が花言葉のアジサイが街を彩る季節。先週会った婦人党員は去年の春、ご主人が他界し、一人暮らしの76歳。悲しみを乗り越え、今は「いつも心躍ってる」と、友を励まして歩く日々。その笑顔にはアジサイが似合う◆83歳の壮年党員を訪ねると、一人住まいの部屋には8年前に亡くなった奥様の写真が。常に党活動に率先する壮年は、ユニカール(カーペット上で行うカーリングのような競技)の選手としても地域のチームを引っ張る。「毎日忙しい。目標があるから元気だ」と語る姿には、見頃を迎えたハナショウブの花言葉「心意気」が重なる◆小説の桃子さんも「まだ戦える。おらはこれがらの人だ」と前を向いた。独居の高齢者が増え、心配されるが、生き生きと“ひとりいぐ”大先輩に会い、元気をいただいた。(三)

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