公明党トップ / ニュース / p413947

ニュース

2025年4月22日

公明党訪中団、きょう出発 政党外交で信頼醸成へ

習主席宛て親書受け取る 
石破首相と斉藤代表が会談

公明党の斉藤鉄夫代表は21日、首相官邸で、党として22日から24日の日程で中国を訪問するのを前に石破茂首相と会談し、習近平国家主席宛ての親書を受け取った。席上、石破首相は「しっかりと、われわれ(日本)の立場を話してきてほしい」と述べた。

石破首相(右)と会談する斉藤代表=21日 首相官邸

会談後、斉藤代表は記者団に対し、公明党がこれまで毎年のように訪中するなど、政党間外交を通じて中国との信頼関係の構築に努めてきたことに触れ、さらに信頼醸成を積み重ねたいとの考えを示した。

一方、中国要人との会談に関しては「政党間外交だ。政府間とは別の観点から、日本の国民が中国に対して抱いている懸念や懸案事項などを率直に話し合いたい」と述べ、中国による日本産水産物の輸入再開などでも意見を交わす考えを表明。トランプ米政権の関税措置を巡って中国側と意見を交わす可能性についても「あらゆる問題提起に対し日本の考え方をしっかり申し述べていきたい」と語った。

また、今年1月の日中与党交流協議会で公明党の西田実仁幹事長が提案した、アジア地域における多国間の安全保障対話の枠組み「アジア版OSCE(欧州安全保障協力機構)」構想を前に進めたいと力説。「2回目の提案になるが、より具体化していく方向で議論していきたい」と語った。

今回の訪中は、中国共産党中央対外連絡部(中連部)の招へいによるもの。斉藤代表を団長に、竹谷とし子代表代行、平林晃国際局次長(衆院議員)が同行する。北京などを訪問し、中国共産党幹部ら要人と会談する予定。斉藤代表の訪中は、代表就任以来初めて。

公明新聞のお申し込み

公明新聞は、激しく移り変わる社会・政治の動きを的確にとらえ、読者の目線でわかりやすく伝えてまいります。

定期購読はこちらから

ソーシャルメディア