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2025年4月16日

コラム「北斗七星」

「一日にどのくらい配るの?」「二〇〇軒くらいです」「どのくらいの時間で回るの?」「昨日は夜の九時半までかかりました」「たいへんだね」「ええ」「頑張って」。若者は帽子を取って言った。「ありがとうございます」◆宅配便の青年との会話を沢木耕太郎氏が書いた。「『頑張って』というありきたりのひとことも、宅配便の若者の心にほんの一瞬の温もりをもたらすものになった可能性がないではない」。『こころに響いた、あのひと言』(岩波書店)で読んだ◆配達する人たちがいて荷物は着く。消費者の手に届くまでの最後の区間を「ラストワンマイル」(最後の1マイル)という。通販の増加、人手不足の中で、「ワンマイル」をどうするかが物流の鍵になっている◆政治の「ラストワンマイル」は、国民に届く成果を出すことである。それには各党が合意でき、かつ実現可能な案が必要だ。少数与党という難局の中で、公明党がそれをつくっている◆「年収の壁」引き上げについては、自民、公明、国民民主の3党間で議論が進んだ。だが公明党がいなければ、納税者1人年2万から4万円の減税として結実しなかった。「ありがとう」と喜ばれる成果を公明党は届ける。(直)

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