「若者の声を大切にしたい」と、学生らとの懇談を重ねる東村くにひろ氏

資産や負債を正確に把握できる「新公会計制度」を全国の自治体で初めて導入し、都が抱えていた約1兆円の“隠れ借金”を解消した。制度を活用して不要不急の事業を見直す「事業評価」により、新たに生み出した財源は累積1兆円超に。この財源を生かし、社会保障の充実や防災・減災対策の強化を進めてきた。

子育て支援で、私立・都立高校授業料の実質無償化や0～2歳児の第1子からの保育料無償化、高校3年生までの医療費無償化を次々と実現。赤字経営に苦しむ民間病院への財政支援も提案し、実らせた。

現役世帯の平均年収200万円アップを推進し、学生の奨学金返還支援の拡充に意欲。八王子と羽田空港を電車一本で結ぶ「エアポートライナー」の開通をはじめ、高速道路にある本線料金所のETC化と、深刻な渋滞の原因となっている「永福料金所」の撤廃を早期に進める。