「誰も置き去りにしない東京」をめざし、住民の声に耳を傾ける、たかく則男氏

銀行員時代に金融不況を経験し、多くの会社が倒産するのを目の当たりに。「真面目に働く人が報われる社会を」と、政治の道に進んだ。中小企業への支援などを通し、物価高にあえぐ現役世帯の平均年収を、今後5年間で200万円増やすことを掲げる。

水害から命を守るため、多摩川の堤防建設や野川の氾濫を防ぐ調節池の整備に尽力。鉄道駅の安全対策も進め、今年度から京王線・井の頭線の各駅へホームドアの設置が加速する。

要介護5の義母の介護に携わった経験もあり、一人に寄り添う行動を貫く。医療的ケア児の家族の声を基に、災害時に停電しても当事者が人工呼吸器などを使用できるよう、蓄電池の購入費を補助対象に加えた。

子育て支援では、区立小中学校の給食費や18歳までの医療費を無償化。全公立小中学校へ民間の英語ネーティブ人材を活用した英語教育の導入もめざす。