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地域ぐるみで「海洋教育」
生物調査や海岸清掃、海洋ごみ再利用など、島に愛着持つ機会つくる
長崎・壱岐市の市立沼津小学校
長崎県壱岐市(壱岐島)にある市立沼津小学校(田中智司校長)は現在、島の子どもたちに、ふるさとの海や環境保全への関心を高めてもらおうと、島民と協力しながら体験型の海洋学習を実施している。同校の試みを公明党の清水修市議が後押ししてきた。
■公明市議、地元の連携後押し
市立沼津小学校で行われた「海洋教育」の学習発表会を見学する清水市議(左端)
壱岐市では現在、公益財団法人・笹川平和財団が支援する「海洋教育パイオニアスクールプログラム」の採択を受け、市内五つの小学校で海洋教育を展開する。このうち、沼津小学校は昨年4月から、海の魅力や環境保全を学ぶ授業を「総合的な学習の時間」などで続けてきた。
この中で3、4年生は、海の環境保全や藻場再生に向けた技術について学び、海洋ごみを再利用した万華鏡作りを体験。船上でのサンゴやクラゲなどの生物調査や、地元住民と共に海岸に打ち上げられたごみの清掃活動も行った。
さらに、2月下旬には、3、4年生合同で学習発表会を開催。これには保護者や地域住民が訪れ、清水市議も見学した。
児童はグループに分かれ、エコバッグを使う人の割合に関する研究発表や、海岸で拾ったプラスチックごみをストラップに再利用するワークショップ、海洋汚染がウミガメに与える影響を紹介する紙人形劇などに取り組んだ。発表後、児童たちは「きれいな海や生き物を守る活動にこれから挑戦していきたい」などと語っていた。
一方、5、6年生の海洋教育は、地元漁協の協力を得てイカの一夜干し作りの体験や、磯焼けに関する学習などに励んできた。
また、昨年秋の遠足では、全学年がイルカと触れ合える施設を訪問し、壱岐近海の生き物への学びも深めた。田中校長は海洋教育について、「郷土の魅力を再発見するだけでなく、誇りや愛着を持つ機会につながる」と強調する。
同校が海洋教育を進めるに当たっては、地元で「学校運営協議会」の副会長を務める清水市議が全面的にバックアップ。充実した授業内容になるよう、教員らからの声を踏まえ、地元企業や団体と協力しながら海洋教育を進めてきた。また、同校の卒業生でもある清水市議が講師に招かれ、地元の歴史や海に関する講話を担当した。
清水市議は「今後も教育環境が一層充実するよう学校、地域と連携し取り組んでいく」と決意を述べた。









