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2019年9月25日

コラム「北斗七星」

「琴取ればなげき先立つけだしくも琴の下樋に妻や匿れる」(万葉集)。亡き妻が愛用した琴を手にすると嘆きが先立ってしまうのは、もしかしたら琴の中の空洞に妻の魂がこもっているのだろうか―。倭琴(日本固有の弦楽器)を日常的に奏でていた、いにしえの人々。そこには、「なげき」さえも気高い音色を通し、何かが昇華されていくような不思議な感動をかみしめる様子が伝わってくる◆生活に潤いや安らぎをもたらしてきた音楽の力。その振興をうたう初の法律「音楽振興法」が制定(94年11月)されて今年で25年◆当時、超党派による音楽議員連盟が中心となり進められた同法案審議には公明党も調整役を果たすなど法制化へ大きな役割を担った。この法律の主な目的は音楽学習環境の充実とともに、伝統音楽や地域の特色ある音楽文化を振興するもの◆例えば「日本博」と銘打ち、音楽公演を含めた文化プログラムが今、各地で活発に開催中だ。「縄文から現代」などをコンセプトに日本文化の歴史と伝統などを体系的に取り組む大型プロジェクトには、伝統音楽の振興などに配慮するという同法の精神も反映されている◆間もなく「国際音楽の日」(10月1日)を迎える。国際相互理解が進むよう希求し、あえて法律にも明記した人たちの思いを記憶にとどめたい。(照)

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