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2019年9月23日

コラム「北斗七星」

110年前のきょう、仏紙で『オペラ座の怪人』の連載が始まった。劇場下にあるという湖の伝説を題材にした、虚実の物語だ。主人公エリックは、愛した女優を地下の迷路へと連れ去る◆実際、パリの地下には巨大な迷路が広がる。ジャン・ヴァルジャンは水路を逃げたし、パリ蜂起(1944年)の拠点にもなった。そんな地下都市から連想するのは、現代のソーシャルメディア(SNSや動画共有サイト)の世界だ◆アナログ派には地上しか見えないが、政治や戦争のあり方が地殻変動を起こしている。夏の参院選では、支援組織のない自民党の比例候補がSNSを駆使して約54万票を獲得した。急浮上した野党党首の注目度は、お笑い芸人にも劣らない◆『「いいね!」戦争』(P・W・シンガー、エマーソン・T・ブルッキング著、NHK出版)は、ソーシャルメディアが兵器化した実態を報告する。過激派組織「イスラム国」の手引書には、「メディア兵器は原爆以上」とある。残念なことに、虚偽情報は真実の6倍の速さで広がり、最も速く遠くへ伝わる感情は「怒り」と◆正常な社会が振り回されてはたまらない。解決策は、ソーシャルメディアを遠ざけるのではなく、もっと使うことだと、同著は結論づける。北斗子も、慌てて“携帯電話”を手にした。(也)

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