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2019年9月19日

コラム「北斗七星」

最も脂が乗って今が旬のサンマ。だが、このままだと今年は記録的な不漁かもしれない。10日時点で、北海道東方沖の水揚げ量は昨年に比べて約17%。半世紀ぶりに少なかった一昨年をさらに下回る状況にもある。「目黒のさんま祭り」は24回目で初めて冷凍ものを提供した◆サンマは温かい水温が苦手である。例年ならこの時期、日本近海を南下してくるのだが、日本沿岸の温暖化が影響し漁場は日本から1000キロ前後離れた公海にある。さらに近年、公海域における外国のサンマ漁が急増していることも、不漁に追い打ちを掛ける◆今年7月の世界の平均気温は観測史上、最も高かったと米海洋大気局が伝えた。パリは最高気温42.6度、香港は平均最低気温が27.7度といずれも記録を更新した。「相次ぐ異常気象は、温暖化なしには起こりえない」と各国などの研究機関はみる(15日付「朝日」)◆自然の恵みを頂く農林水産業は天候に左右されがちである。いつも豊作、豊漁とは限らない。だが、人間の活動が原因ならば話は変わってくる◆台風15号は自然の猛威をまざまざと見せつけた。天災は受け入れるしかないが、どうも今回はそうとも言い難い。まずは、被災地の平穏を取り戻すことを全てに最優先すべきである。その上で万全な対策を講じてもらいたい。(広)

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