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宮城県議選 4氏全員当選を
伊藤=泉区、庄子=宮城野区、横山=太白区の激戦必至
10月18日(金)告示、同27日(日)投票
「東北復興選挙」の天王山となる宮城県議選(総定数59)は10月18日(金)の告示まで1カ月に迫った(同27日投票)。
東日本大震災からの復興と地方創生の担い手を選択する同県議選では各陣営が総力戦を展開。「亥年選挙」の今回は、参院選、仙台市議選で立憲が躍進、社民が健闘する一方、保守系が苦戦するなど様相が激変した中で県議選が争われる。
公明党からは仙台市内の4選挙区に現職4氏が挑戦。二つの大型選挙後の「短期決戦」となり、公明は、かつてない厳しい情勢。泉区、宮城野区、太白区では大激戦が必至で全員当選には圧倒的な拡大が不可欠だ。
【泉区=定数5】
新住民が多く、旧民主系が強い地域。定数5に公明現職の伊藤かずひろ氏(60)と自民3(現2、元1)、立憲1(新)、共産1(現)の計6人が激突する。
立憲は、前回トップ当選した女性の県連幹事長の後継で子育て世代の女性新人を擁立し、上位当選が確実。自民の2現職は地盤固めを図り安定、元職は雪辱を期し、徹底した地元回りを展開。前回初議席を得た共産は再選へ躍起。
この“隙間”のない構図に置かれた公明・伊藤の情勢は極めて緊迫。激戦を競り勝つには、区内全人脈を当たり尽くす猛拡大が急務。他党支持者にも食い込む執念の対話が勝利を開く。
【宮城野区=定数4】
四つのイスを巡って、公明現職の庄子けんいち氏(56)、自民1(現)、共産1(現)、無所属2(現、元)の5氏が争う。同区は保守層が多く、自民は優勢。前回、初議席を獲得した共産は議席死守へ活発な動き。無所属は現職、元職とも議席確保をめざし、着実な準備を進めている。
公明の庄子氏は、他陣営から、切り崩しの標的に。激戦を突破するには、圧倒的な大攻勢が不可欠。
【太白区=定数5】
定数5を公明現職の横山のぼる氏(52)と自民2(現、新)、社民1(現)、共産1(現)、無所属1(新)の計6人が横一線でシノギを削る。自民は現職、新人とも優位。社民は支持組織をフル稼働。立憲、国民がテコ入れする無所属は圏内入りの勢い。共産は議席死守へ活発な宣伝活動。公明の横山氏が勝利するには人脈総当たりの猛攻が緊要。
【青葉区=定数7】
定数7を公明現職の遠藤のぶゆき氏(42)、自民2(現、新)、立憲2(現、新)、共産1(新)、無所属2(現)の8氏が競合。“政党対決”の激化で情勢は混とん。遠藤氏が勝ち残るには総力挙げた大拡大を。
<公明党宮城県議団の実績>
▼宮城県いじめ防止対策推進条例(議員提案)の制定
▼#7119(おとな救急電話相談)と#8000(こども夜間安心コール)導入
▼被災した高校生に対する返済不要の奨学金制度を創設
▼2016年10月にドクターヘリの導入実現。救急搬送の広域連携を推進
▼ヘルプマークの導入と周知