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各国の伝統 未来へ継承
浮島副大臣 博物館の役割強調
和歌山でICOM関連行事
博物館展示品の「さわれるレプリカ」制作の実演を視察する浮島副大臣=5日 和歌山市
浮島智子文部科学副大臣(公明党)は5日、和歌山市の和歌山県立博物館などで開かれた国際博物館会議(ICOM)京都大会の関連イベントに出席し、あいさつした。
イベントはICOM内の組織「教育・文化活動国際委員会」が開催し、各国で博物館教育に携わる博物館職員や大学の研究者など約100人が参加した。あいさつの中で浮島副大臣は、自身が国会質問でICOMの大会の国内誘致を提案した経緯に触れ、参加者を温かく歓迎。「世界各国の人々が博物館に学び、これからを担う子どもたちが伝統を未来につなげていける大会に」と述べ、成功に期待を寄せた。
浮島副大臣は参加者らと共に同博物館内も視察。展示物の形状を視覚障がい者に分かりやすく伝えるため、「さわれるレプリカ(複製)」の制作に取り組む同県立和歌山工業高校の生徒らと懇談した。