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2019年9月6日

コラム「北斗七星」

最大震度7。44人の貴い命が失われ、今なお400人以上が仮設住宅などでの不自由な生活を余儀なくされている。北海道胆振東部地震から1年。「一日も早い復興を」と、あらためて願う◆それは、午前3時過ぎ。激しい揺れが収まるや、窓の外では信号機すら消えていた。予備電源で営業を続けるコンビニには、すぐさま行列が。公共交通機関は全面運休し、ドライバー個々の判断に任された混乱した道路を自転車で出勤した◆道内全域が停電に見舞われた「ブラックアウト」。その影響は、生産や流通、通信、医療など、あらゆる分野に刻々と連鎖的に広がり、生活基盤を大きく揺るがした◆各地の医療機関では、交通網の寸断によって非常用電源の燃油が調達できず、ギリギリの対応を迫られた。一般家庭でも、ポンプが止まったマンションなどは断水に。発注や仕分けが機械化された物流のマヒは長期化した。「いつまで続くのか……」。先の見えない不安感が、誰にも重くのしかかった◆「日本国内で発生することはない」。その“神話”は崩れ、首都圏などでも本格的な対策が始まっている。行政や企業の中枢機能が集中する地域をブラックアウトが襲えば、さらに事態は深刻さを増す。「防災・減災を社会の主流に」との強い決意で、取り組みを加速させたい。(武)

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