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2019年9月4日

路線バス延伸し、住宅街と病院結ぶ

沖縄・石垣市

真喜良地域のバス停で大松さん(左)と喜び合う石垣議員

病院への移動が気軽にできる――。沖縄県石垣市内を走る路線バスの八重山病院線が1日から市街地の西部地域まで延伸し、新たに運行を開始した。延伸を訴えてきた市議会公明党の石垣達也議員に喜びの声が寄せられている。

八重山病院線は、東運輸株式会社(東バス)が運営する。2018年10月に県立八重山病院が新築移転した後の同年12月から、東バスが同路線の運行を開始した。しかし、当初のルートは、石垣港近くのバスターミナルから八重山病院までの12停留所(約17分)の区間のみ。市内西部の真喜良地域などは路線に含まれていなかった。

住民の大松亮さん(66)は「公営住宅が建ち並ぶ真喜良には、高齢者も多く、通院などでバス利用を求める人は多い」と、石垣議員に路線の延伸を要望。石垣議員は、東バスに住民らの要望内容を伝え、ルート変更の必要性を直訴した。

東バスから経営面などの課題を聞き出した石垣議員は、市議会で「地域住民に不可欠な生活路線に支援を」と提案。これらの働き掛けを受け、市は19年度当初予算で約370万円の支援費用を確保した。

東バスは、新たに23の停留所(約27分)の路線で9月から運行を開始。新路線にはスーパー付近の停留場もあり、買い物での利用にも期待されている。

大松さんは「地域のみんなが朗報に喜んでいる。石垣議員のおかげ」と笑顔で語っていた。

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