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2019年9月4日

コラム「北斗七星」

当たり前、という言葉。『広辞苑』(第七版)では「そうあるべきこと」とある。だが、そうあるべきことは社会のありようによって変わる。見直さなければならないこともあろう。今や高齢者による自動車運転は当たり前なのだが、対応が追いつかないために交通事故が続発している◆先日、ある地方都市に行った際、高齢者の自動車購入を巡る話を聞いた。マニュアル車一筋だった当人が、店の勧めでオートマ車を買うと決めた。慣れない操作で事故でも起こしては大変と、家族は大層、気をもんだ。最終的には数カ月待ちで軽のマニュアル車の購入で落ち着いた◆公共交通機関が充実する都市部を除き、自動車は年齢問わず大切な生活の足になっている。先の知人は後期高齢者で1人暮らし。車がなければ何かと不自由する。交通弱者への支援策がおぼつかない地域に住んでいた◆高齢運転者によるアクセルとブレーキの踏み間違い事故の多発を受け、車の急発進を防ぐ安全装置を取り付けると補助金を出す自治体がある。現状は財政事情が許される地域に限られるようだが、逆の地域こそニーズは高い。抜本的な支援が必要だろう◆アクセルを誤って一気に踏み込んでも急加速しない新機能の開発も進む。必要とする高齢者が自動車を安全に使える社会こそ求められている。(広)

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