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2019年9月3日

救急隊にロボットスーツ

装着30秒、腰の負担軽減 
消防署での女性の活躍も推進 
神奈川・海老名市

ロボットスーツを着用した救急隊員の作業を視察する(奥左から)戸沢、日吉、福地の各議員

神奈川県海老名市は、救急隊員が作業しやすくなるよう、市消防本部にロボットスーツ「HAL」を7月、配備した。救急隊へのロボットスーツ活用は茨城県つくば市に続いて全国2例目。公明党市議団の日吉弘子団長、福地茂、戸沢幸雄の各議員(いずれも市議選予定候補)が、市消防本部で、担当者から活用状況を聞いた。 

海老名市が採用したHALは腰や足にベルトを巻いて装着する「腰タイプ作業支援用」。体を動かそうとする際に脳から筋肉に伝わる生体電位信号をセンサーが検出し、装着者の意思に従って動作をサポートする。これにより、重い物を運ぶ際などの腰への負担が軽減される。

HALの重量は約3キログラムで、1回の充電で約3時間稼働できる。海老名市消防本部によると、装着に掛かる時間は慣れれば約30秒ほどで、「迅速さが求められる救急隊の出動にもほとんど支障はない」という。

ロボットスーツは本署に2台、北分署、南分署にそれぞれ1台ずつの計4台が導入されたほか、来年度開署する西分署にも配備する予定だ。

救急隊は、急病人を持ち上げたり、運んだりするなど体に大きな負担が掛かる作業が多く、海老名市消防本部の救急隊では腰痛経験者や腰に不安のある隊員が多く出たという。市は、ロボットスーツの活用により、隊員の腰への負担軽減や腰痛の予防だけでなく、男女の体力差を補完することによる女性隊員の活躍推進なども併せてめざしている。

市消防本部救急救命係の佐藤幸博主幹は、装着した女性隊員から「腰に掛かる負荷が全然違う」などの評価を得ていることを紹介。その上で、「今後、使用状況などのデータを蓄積し、消防隊や救助隊での幅広い活用を検討していきたい」と話している。

党市議団は、生活支援ロボットの実用化と普及に取り組む神奈川県の「さがみロボット産業特区」に海老名市が指定されていることを踏まえ、議会質問や予算要望などを通してロボットスーツの利用促進を推進していた。

日吉団長は「安全・安心のまちづくりへ、今後も市議団として後押しをしていきたい」と話している。

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