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2018年6月4日

コラム「北斗七星」

突然、突き飛ばされたような衝撃は忘れられない。10年前の6月14日に起きた岩手・宮城内陸地震だ。震源に近い岩手県一関市では加速度4022ガルの揺れを観測し、ギネス認定された◆中山間地のため、建物被害は限定的だったものの地滑りが多発。崩れた土砂でせき止められた河川が“天然ダム”となり、決壊による土石流が懸念された。こうした二次災害防止に効果を発揮したのが当時、発足まもなく派遣された国土交通省のテックフォース(緊急災害対策派遣隊)。以来、東日本大震災も含めて80以上の災害に派遣され、危険箇所の点検や緊急対応、復旧作業にと活躍している◆もう一つ、6月には甚大な被害をもたらした震災があった。40年前の12日に発生した宮城県沖地震では、死者28人のうち18人が倒壊したブロック塀などの下敷きとなり圧死。これを契機に3年後、建築基準法が見直され、ブロック塀の高さ制限や鉄筋の配置など規制が強化された◆“宮城の教訓”は、熊本地震では生かされず、ブロック塀の倒壊で犠牲者が出た。ブロック塀の老朽化や違法建築から命を守るためには、総点検が必要だろう◆寺田寅彦は、日本列島を、あす断たれるかもしれない鋼索の<吊り橋の上にかかっているようなもの>と例えた。未来の災害に備え、過去に学びたい。(川)

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