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女性皇族婚姻後 子や配偶者の身分議論
与野党が全体会議
安定的な皇位継承に向けた皇族数の確保策を巡り、衆参両院の正副議長と与野党各党の代表者らによる全体会議が17日、衆院議長公邸で開かれた。公明党から斉藤鉄夫代表、谷合正明参院会長が出席した。
全体会議では、女性皇族が婚姻後も皇族の身分を保持した場合、配偶者や子の身分について各党が意見を表明した。
席上、谷合参院会長は、女性皇族が婚姻後も皇族の身分を保持するための制度化を検討するべきだと強調した。その上で、その配偶者と子の身分については「皇族の身分を持たないとするのが適切だ。配偶者となる方の職業選択の自由など、一般国民として保障されてきた自由は保持されることが、女性皇族の婚姻の支障とならないのではないか」との考えを表明した。
次回のテーマについては、皇籍を離脱した旧11宮家の男系男子が養子縁組で皇族に戻ることを議論する方針が示された。