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2025年2月9日

東京都の2025年度予算案 期待の声

都議会公明党が推進

東京都が1月31日に発表した2025年度予算案には、都議会公明党が、都民の声から政策を練り上げ、粘り強く推進してきた事業が数多く盛り込まれています。このうち、子ども・若者支援や医療・福祉の充実、暮らしの安全・安心の確保策などについて、識者の評価と、都民からの期待や喜びの声を紹介します。

第1子の保育料無償化

9月から0~2歳児の第1子保育料を無償化します。親の就労要件を問わず未就園児を保育所に預けられる都の事業も同様に無償化。都内全ての子育て家庭で、子の人数や所得に関係なく保育料負担が原則なくなります。

他の道府県の施策モデルに
学習院大学 秋田喜代美 教授

人口の多い東京都で0~2歳児の第1子保育料が無償化されるのはインパクトがあります。国や他の道府県が施策を検討する際のモデルになるでしょう。

東京都は、若い女性の流入率が全国最高ですが、合計特殊出生率は全国最低です。今回の決定は、経済的な理由で子どもを持つことをためらっている若いカップルらを後押しするメッセージ効果が見込まれます。

所得制限を設けず全家庭が対象という点も大きな意味があり、より良い育ちの環境を子どもに提供する機会の創出が期待されます。

民間病院への助成

物価高騰などの影響を受ける都内の民間病院に対し、入院患者1人当たり1日580円を交付。高齢者の病床を確保したり、小児・産科・救急医療における患者の受け入れを推進する病院への財政支援も行います。

地域医療の維持へ重要な事業
東京都病院協会 猪口正孝 会長

東京都は、全病院のうち民間病院が9割を占め、地域医療の柱となってきました。しかし、近年の物価高騰や人件費の上昇などを診療報酬だけでは賄いきれず、設備投資の資金を運営の経費に充ててしのぐ病院も少なくありません。23年度決算で5割以上の民間病院が赤字で、地域医療が機能不全に陥ると懸念されています。

都の事業は、そうした苦境にある民間病院を支え、地域医療を維持する上で、非常に重要な政策です。多くの患者を受け入れる病院が報われる仕組みも画期的と評価できます。

シルバーパス値下げ

70歳以上の都民が都営バスや都営地下鉄などの公共交通機関を定額で利用できる「シルバーパス」。高齢者の社会参加を促すため、10月から住民税課税者への販売額を年2万510円から1万2000円へ4割値下げします。

負担減り、外出がしやすく
荒川区 佐藤康男さん

日頃から、自転車や車をよく運転しています。しかし、最近は電車やバスに乗る機会も増えてきました。3年前に70歳を迎え、シルバーパスの利用を検討した時は金額や利用頻度を理由に諦めましたが、4割も負担が減ると知り、喜んで申請する予定です。気軽に外出できるようになれば、健康や介護予防につながると思います。いずれ医療費の削減にもなるのではないでしょうか。

荒川区は、都営地下鉄、都電荒川線、都営バスなどが走ります。公明党には今後も公共交通の充実を期待します。

防犯機器2万円補助

“闇バイト”による強盗などの犯罪から都民の命と財産を守るため、住宅の防犯カメラやカメラ付きインターホン、窓ガラス用防犯フィルムなどの購入費の半額を1世帯当たり2万円まで区市町村を通じて補助します。

これでカメラ設置決めた!
狛江市 藤井信明さん

23年1月に家から徒歩10分の場所で闇バイトによる強盗殺人事件が発生し、わが家もドアや窓の防犯性能を強化しました。さらに対策を考えていたところ、都の補助があると聞き、防犯カメラの設置を決めました。

狛江市は1996年から16年間の“共産市政”が、地元警察署との「地域安全活動の推進に関する覚書」の締結を拒否したため、公道に防犯カメラが一つもありませんでした。市長が代わり、異常事態は解消されましたが、公道へのカメラ増設へ都議会公明党には頑張ってほしい。

手頃な賃貸住宅

住宅価格や家賃が高騰する中でも、子育て世帯などが安心して都内に住めるよう、都と民間が連携し計200億円規模の基金を創設。市場より手頃な価格の賃貸住宅「アフォーダブル住宅」を26年度中に供給します。

子育て世帯に優しく助かる
中野区 宮崎みゆきさん

中野区で生まれ育ち、今は夫、小学生の息子2人の4人で賃貸マンションに住んでいます。近年、中野でも住宅価格が急速に上昇し驚いています。手頃な物件を求めて郊外に引っ越す人も多いですが、私は慣れ親しんだこの街に住み続けたいと思います。都議会公明党が推進し、子育て世帯に“優しい”価格の賃貸住宅が整備されるのはありがたいです。もっと子育てしやすい東京になるよう、公明党には活躍してほしいです。

奨学金の返還支援

大学などを卒業後、都内の学校の教員や技術系公務員として就職した人へ、奨学金の2分の1を本人に代わって都が返還します。25年4月採用者からが対象で、大学の奨学金の場合は最大150万円を支援します。

教員めざす人にとって朗報
八王子市 武蔵龍来さん

昨年、石川県から上京し、奨学金を借りながら大学に通っている学生です。有意義な学生生活を過ごせているのは奨学金のおかげですが、将来の返済のことを考えると、少し不安な気持ちもあります。

都が新たな返還支援制度を始めることは、教員などをめざす学生にとって朗報です。まだ私は進路が定まっていませんが、将来の選択肢を広げてくれる施策だと感じます。若い人が将来に希望を持ちながら働けるよう、同様の取り組みが全国に広がっていくことを望んでいます。

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