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2025年2月8日

コラム「北斗七星」

立春寒波。今冬一番の寒気の流れ込みが続く。北海道から西日本の日本海側を中心に大雪の影響が懸念される。災害の警戒とともに、日常生活への支障も心配だ。東京は鼻に花粉を感じるも、冷たく乾いた真冬の風。暦の上だけでなく、本格的な春の訪れが待ち遠しい◆2月。国会は連日、来年度予算案の審議を行う。国民生活に責任を持つ政府・与党にとって、年度内成立は最重要課題。だが、今年は少数与党という政治状況であり、容易ではない。予算成立を春の到来とすれば、今は厳冬であろう◆春への歩みは与野党協議の進展しかない。昨年来、「年収の壁」や「教育無償化」といった課題で議論を重ねてきたが、そろそろ煮詰めていく時期だ◆「与野党がともに責任を持ち、幅広い民意を集約して合意をつくり出すプロセスが重要」と斉藤鉄夫代表は語る。もちろん、財源や論理を棚に上げた判断は禍根を残す。それは野党も承知のはず。どうやってバランスよく民意を反映するか、難問を解かねばならない◆公明党は「生活者目線で合意形成の要役」「政策実現の推進力」として、この課題に挑む。暦と逆行せず、国民に温かい春風を届ける誠実な協議が与野党に求められている。(地)

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