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多様な意見、予算案に反映
企業・団体献金、規制と公開の両立必要
BS番組で西田幹事長
公明党の西田実仁幹事長は5日夜、BS―TBSの番組「報道1930」に出演し、少数与党で臨む2025年度予算案審議について、より良い予算案にするために「いろいろな意見を聞いて、それを反映させていくという意味で予算委員会が活性化する」との見解を述べた。
西田幹事長は、予算案の修正を巡り、各党との協議を進めていると説明。修正の規模については「今まさに交渉している。内容も含めて、あらかじめ決められているわけではない」と述べた。
企業・団体献金のあり方については「(全面禁止で)“抜け道”を防ぐと言うと聞こえは良いが、“監視の目”もふさいでいくようなことになってしまえば、国民からどんどん見えなくなってしまう。規制と公開のバランスをどう取るかが大事だ」との認識を表明。
その上で、公明党の主張で設置が決まった政治資金をチェックする第三者機関に言及し「ここが最後はきちんとチェックするという担保をつくっていくことが大事だ」と強調した。
自民党派閥の政治資金問題に関し、再調査を行うべきだとの意見があることについては「(自民幹部に対して)『自民党として、しっかりと調査してほしい』と何度も言っている」と強調。「自民党の中で調査してもらわないと、われわれは分からない。全容解明しないで政治の信頼は回復できない」と訴えた。
選択的夫婦別姓制度の導入については「公明党は、推進する立場だ」と力説。党のプロジェクトチームで考え方をまとめた上で「自公でしっかりと協議していくことが大事だ」と語った。