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インフラ本格復旧急げ
能登復興へ現地の声伝える
政府に対し党加速化本部
各種団体から聞き取った声を踏まえ政府に要望する党復興加速化本部=4日 衆院第2議員会館
公明党能登半島地震復興加速化本部(本部長=中川宏昌衆院議員)は4日、衆院第2議員会館で会議を開き、1月26日に金沢市内で各種団体から寄せられたインフラ復旧などの要望を政府側に伝え、対応を求めた。
冒頭、中川本部長は、復興加速化本部として、①道路など被災箇所の機能回復の前進②暮らし・なりわい再生に向けた動きの活発化③被災市町の復旧・復興の見通しを具体的に示す対応の後押し――に全力を注ぐ考えを述べた。
その上で、道路の応急復旧は着実に進んでいるものの、場所によって傾斜やカーブが急なため、特に物流事業者の業務に支障を来していると指摘。政府に対して、道路などインフラの早期本格復旧とともに、がれき撤去や住まい建設を加速させるため、作業員が宿泊する場所の確保などを要請した。
このほか出席議員は、被災者が自分の利用可能な支援制度を簡単に見つけられる仕組みの改善、なりわい再建支援補助金の対象経費緩和などを求めた。