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2025年2月5日

コラム「北斗七星」

NHK大河ドラマ「べらぼう」に合わせたのか。このドラマのヒロイン小芝風花が主役を務めNHKBSで一昨年暮れから昨年にかけて放送された「あきない世傳 金と銀」がこの1月から毎週日曜日の早朝、NHKの地上波で放送されている◆摂津の在郷の学者の娘である幸が父と兄を病気で失い、口減らしのため9歳で大坂・天満の呉服店へ奉公に上がり、その聡明さや人としての真面目さ優しさで周囲のいろいろな人を味方にし自らの人生を切り開いていく物語◆番組を見て心惹かれ、高田郁さんの原作(全13巻)に現在挑戦中だが、人生への応援歌にも似たその内容に泣き笑いし、励まされること大だ◆こんな一節がある。幸が奉公する「五鈴屋」の番頭で幸を温かく見守り助言してきた治兵衛が、卒中風のため半身不随になり、心ならずも店を離れていく際、泣いて見送る手代や丁稚らに声を掛ける。〈どないな時にかて、笑いなはれ。笑うて勝ちに行きなはれ〉(『あきない世傳 金と銀 二 早瀬篇』ハルキ文庫)◆無理にでも笑うことは生命を活性化させ、もちろん健康にもつながるという。きょう2月5日は、語呂合わせで「にこにこ」に通じることから「笑顔の日」なのだそうな。(唄)

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