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党勢拡大へ夏季研修会
福島、愛知、奈良の各県本部
公明党の福島、愛知、奈良の各県本部は24日、夏季議員研修会を開催。決意を新たに、さらなる党勢拡大を誓い合った。
「立党精神」胸に前進
各地で活発に夏季研
夏季議員研修会で懇談する井上副代表(中央)と党福島県本部のメンバー=24日 福島・郡山市
公明党の井上義久副代表は24日、福島県郡山市で党福島県本部(代表=若松謙維参院議員)の夏季議員研修会に出席し、「東北復興選挙」の完全勝利と議員力のアップを訴えた。
井上副代表は、先の参院選で福島県内の公明党比例区得票数が3年前の前回選と比べ約4500票増えたことに触れ、「皆さんの地道な活動が実を結んだ」と謝意を表明。11月の福島県議選など「東北被災3県で行われる全ての地方選に勝利しよう」と呼び掛けた。
また、井上副代表は、活動のポイントとして(1)「大衆とともに」の結党の原点を確認(2)SNS(会員制交流サイト)の活用など議員力をアップ(3)個人、団体への党勢拡大――の3点を強調。「公明党がこの地域を動かしていくとの気概で頑張ろう」と訴えた。
これに先立ち研修会では、県議選いわき市選挙区で議席増に挑む真山祐一氏ら復興選挙の予定候補者が激戦突破へ決意を述べた。
党愛知県本部の夏季議員研修会であいさつする魚住氏=24日 名古屋市
公明党愛知県本部(代表=伊藤渉衆院議員)は24日、名古屋市内で夏季議員研修会を行った。魚住裕一郎党顧問、伊藤代表、里見隆治、安江伸夫両参院議員が参加した。
魚住氏は先の参院選で公明党が14議席を獲得し、非改選議席と合わせて、現行制度の下で過去最高の28議席になったことを強調。「小さな声を聴く力」のある公明党が与党にいることが政治の安定につながると述べ、「国会議員と地方議員のネットワークを生かして地域の声を国に届けていこう」と呼び掛けた。
伊藤県代表は9月に行われる稲沢、小牧両市議選について「団結して勝ちとっていこう」と呼び掛けた。
このほか参加者が6グループに分かれて参院選での支持拡大や個人のSNS活用について討議。この後、グループの代表が内容を報告し、課題を共有した。
党奈良県本部の夏季議員研修会であいさつする太田議長=24日 奈良・葛城市
公明党奈良県本部(代表=岡史朗前県議)は24日、奈良県葛城市で夏季議員研修会を開催し、太田昭宏全国議員団会議議長、北側一雄副代表らが出席した。
太田議長は、安倍晋三首相が今年の施政方針演説で全世代型社会保障の構築を強調したことを振り返り、「公明党は大衆福祉の党だ。悩む人の話を聞き、一生懸命に働いてくれるのは公明議員だと言われる存在になってもらいたい」と力説。その上で、住民相談について「相談後すぐに対応し、途中経過を伝えることも大事だ」と述べた。
北側副代表は、「公明党の持ち味である訪問対話ときめ細やかな市民相談に、より一層力を入れていこう」と呼び掛けた。
このほか石川博崇、熊野正士の両参院議員が地方自治体におけるICT(情報通信技術)の活用やキャッシュレス化推進、認知症施策について研修を行った。