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高校生の悩み聞きます
LINE活用し相談対応
香川県
「ツナガルSNS相談」について話を聞く都築県議(右)
高校生が抱えるさまざまな悩みに対応するため、香川県は、無料通信アプリ「LINE」を活用したSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)相談事業「ツナガルSNS相談」を夏休みの終わりから新学期の初めにかけて試験的に実施する。公明党の都築信行県議は、2017年12月の定例会でSNSを活用した青少年の相談への対処を求めていた。
県は、文部科学省の「SNS等を活用した相談体制の在り方に関する調査研究」事業に参画する形で実施する。いじめや勉強などについて、専門スタッフが相談に対応するもので、県内の公立・私立高校および特別支援学校高等部に通う生徒が対象になる。
高校生は、学校で配布されたチラシなどに掲載されているQRコードを読み取って「友だち登録」をした後、トークルームにアクセスし、相談を申し込む仕組みで、相談期間は8月29日~9月12日までの15日間。時間は午後5時から同9時。
県教育委員会事務局総務課の白井道代課長は、「高校生のニーズを把握し、今後の相談体制の充実に向けて生かしていきたい」と語っている。