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2025年1月22日

コラム「北斗七星」

綱領は「多選の制限(最長2期8年)」だけ。党としての政策はなく、各人の判断に任せ、他の国政政党との掛け持ちも容認する――今夏の東京都議選に向け、異例の方針を掲げた地域政党「再生の道」が旗揚げされた。党首は昨年の都知事選で注目を集めた石丸伸二氏。自身は出馬せず、候補者を公募。最終選考の党首面接はユーチューブで公開する◆共通の政治的な主張を持つ人々が意見を集約し、政策を提案して実現をめざすのが政治団体だが、石丸新党は「実務能力がある人」を都議会に送ることに特化。ならば、かつての「平成維新の会」のように党派を超えて推薦すればよいとも思うが、議員の多くは「能力不足」と断じた◆石丸氏は党利党略や「自分ファースト」で議員のイスにしがみつく「政治屋の一掃」を唱える一方で、現職都議や首長経験者なら即戦力として選考を免除するとした。その人が「政治屋」でない保証はどこにあるのだろうか◆ネット戦術を駆使して候補者を支援する計画だが、各党ともSNSを活用した活動に力を入れている。中には、事実誤認やデマ宣伝、再生数稼ぎの金もうけも指摘される。どの党であれ、“見栄え”の奥にある“中身”を見極めることが肝心だ。(光)

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