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2019年8月24日

コラム「北斗七星」

障害物を察知して自動的にブレーキをかけたり、ブレーキとアクセルを間違えて踏んだ場合の加速を抑制する。こうした安全運転支援装置を備えた自動車に限定した高齢者向け運転免許の創設に向けて、準備が進められている。高齢者の運転中にペダルの踏み間違いによって、重大な交通事故が多発したことがきっかけとなった◆このような免許が導入されたら取得するか、と65歳以上のドライバーにたずねたところ、ほぼ半数が「取得する」と答えた。一方、「定額タクシー」や「相乗りタクシー」が普及したら免許を返納するかどうか聞いたところ、約6割が「返納したい」と答えた(マクロミル調べ)◆自動車免許は持っていたい。でも、便利なタクシーが普及するならば免許を手放してもよい――自動車が生活の足として欠かせないものになっている実態が見えてくる◆実は、ペダル踏み間違いの頻度は、あまり年齢には関係ない。高齢者に事故が多いのは、間違って踏んだことを素早く認知してブレーキを踏むことができないからだ、という◆新免許制度は、これまでの「免許の継続か返納か」という二者択一ではなく、運転を継続できる新しい選択肢を提供する試みでもあろう。高齢化の余波を、どのように受け止め制度化するのか、それが問われている。(繁)

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